梅干製造工程 |
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この加工は1年の内、梅の収穫時期のみ行われます。ここで出来上がった梅干しは10kgに樽詰され、保管されます。みなべ周辺の農家さんは生梅を青果として出荷するばかりでなく、「白干梅」の製造もやってしまいます。当社では自社農園で収穫した梅を自ら漬けて出来上がった「白干梅」と近隣の協力農家さんから仕入れた「白干梅」を原料にして年間を通じ様々な味の梅干しを製造しています。
このコーナーでは毎日行われている味付けの梅干しの製造工程をご紹介致します。 |

「白干梅」10kg樽入 |
なお、商品名「しろ」はこの「白干梅」をそのまま容器詰したもの。「かんばい」は上記の塩漬けの工程で、塩を減らし、砂糖に置き換えることで低塩化をはかったものです。 |
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原料仕入 |
全ての根源はここ。悪い原料にいくら手を加えてもよい製品は出来ません。自社農園の梅も鋭くチェック、農家さんとケンカしてでもよい原料を仕入れる。担当「ハマジ」の目が光ります。 |
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「白干梅」10kg樽入の倉庫 |
仕入れ担当:ハマジ |
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選別、水洗 |
梅は天日で干す為、わらや落ち葉などが樽の中に入っていることがあります。また農家によってサイズや等級にバラツキがありますので、ここで水洗しながら選別して行きます。
流水をドンドン使いますので正直、冬場は大変ですが、ここで手を抜くと規格外商品が出来上がってしまいますので、気合を入れてがんばってます。 |
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原料洗浄中 |
選別・水洗担当:モリモト |
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漬け込み |
美味しい、まずいはここで決まります。それぞれの味の調味液を作り、白干を漬け込んで行きます。ここのレシピが梅干し製造会社の財産、ノウハウの塊です。お客様に常に一定の味をお届け出来るよう、調味料配合、漬け込み期間は品質管理部と連携して、細心の注意を払います。 |
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調味液調合タンク |
漬け込みタンク |
調味担当:コシモト |
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計量、充填 |
紀州梅干しは皮が薄く、柔らかいので容器詰めは全て手作業です。
作業前には手指を専用洗剤とアルコールで消毒し、毛髪や異物が入らないよう完全装備で望みます。マスクや帽子は正直うっとうしいですが、お客様に安全、安心な商品をお届けするため、ガマン、ガマン。 |
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計量、容器詰め |
私たちが1粒、1粒、真心を込めて詰めてます。 |
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梱包、出荷 |
包装、のし紙、箱詰め、送り状貼り、作業は結構複雑です。
誤配、品間違いなどがないよう、細心の注意で作業をしています。
おかげで目つきが鋭くなってしまいました。 |
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◇ 番外編 ◇ |
研究室・品質管理部 |
小さな会社ですので、あるときは品室管理部、またあるときは研究室です。
品質管理部としては、お客様になりかわり、厳しい目で製品をチェックしています。主には、漬け込み前、漬け込み中、漬け上がり後の塩分、酸度、PH等の数値管理、味の確認などですが、仕入れから、出荷まで、あらゆる工程において、品質管理の仕事は発生します。場合によっては作業をSTOPさせたり、作業者に対して、厳しい注意をしなければならない場面もあり、嫌われることも多々ありますが、お客様に安全、安心、均質な製品をお届けするのが、第一義。「品管は嫌われてナンボ」の精神で仕事に望んでいます。
研究室としては、現行製品の改良、工程の改善、さらには新製品の開発を行っています。
新製品に関しましては、今後、お客様に対し、試食モニター、先行販売など、webの利点を生かしたイベントを企画できればと考えています。 |
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分析中 |
研究室:ヤマモト |
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受 注 |
お電話でご注文をいただきました際、承るのが私たちです。どこかのサラリーローンのCMではありませんが、笑顔の応対を心がけています。繁忙期など、2名とも電話に出てしまっている場合は、男性が出ることがありますが、その際はご容赦くださいネ。 |
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受注担当:トウゴウ |
受注担当:クボ |
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紀南地方も高速道路が延長され、交通アクセスが改善されています。新しく出来た「みなべインター」から当社までは、車で5分です。お近くにお越しの際はぜひ、お立ちよりの上、バーチャルではない工場見学を体験して下さい。 |
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